染め 世界観を広げた「泥」と「藍」の組み合わせ

藍染め

徳島の藍師が伝統的な技法で作る天然藍
「すくも」を使用しています。

国選定 阿波藍 無形文化財の第19代 藍師 佐藤昭人氏が、藍の中では最高品質の“白花小上粉”だけを使い、その葉を発酵させた天然藍「すくも」。
コマクサでは、この「すくも」を産地である徳島県から取り寄せ、藍染めに使用しています。

薄い色から濃紺まで「藍四十八色」。

藍染めの一番の魅力は、藍四十八色と言われる多様な色彩美が染め出されることにあります。「勝色(かちいろ)」と言われる濃紺まで染めるには、藍に浸ける作業を20回程度繰り返し行います。

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泥染め

奄美大島で泥染めを行っています。

泥染めとは、テイチ木(車輪梅:シャリンバイ)の樹皮を煮出した染め液で色を染め、鉄分を多く含む泥田につけて発色させるという奄美大島伝統の染色方法です。
薄茶色からグレー、赤褐色、焦げ茶、黒など、思う色が出るまで染め液での染色と泥田での染色作業を何度も繰り返します。
コマクサでは年に数度、奄美大島の泥染工房で泥染めを行っています。

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福木染め

奄美大島では「福木染め」も行っています。

福木(フクギ)とは南国の樹林で、防風林として家の周りに植えられ、往路樹としても奄美大島ではよく見られます。
樹皮や葉から黄色い染料が採れ、高貴な色として琉球王朝時代には王族に用いられた染色のひとつです。コマクサでは、泥染めと同時に、この「福木染め」も行っています。

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